南アフリカの親戚関係

よって、ある人にとっては「叔父さん」であるのに自分より年下というケースも発生する。結果として、「遠慮」-「冗談」の関係の線引きは不明確である。環境によってしか決定されないことである。

今までグイの会話形態を見てきた。グイの会話形態は「自己中心的」「即時応答性」などといったわれわれの世界では不合理とも思えるものであった。

しかし「やりとり」においてはやはり合理的でロジカルな側面をみせる。「鏃の代金を請求する」やりとりである。

その会話形態に筆者は

①関係または事態の叙述を行い

②直接的な発語行為(払え→拒否)といったようなもの

③異議申し立てである。

ここで筆者は見事な首尾一貫性を発見した。

ちなみにこれは年長者とある青年のやりとりである。しかしこれは「ふざけあい」の会話であったという。ここでもまた「遠慮」-「冗談」の関係を容易には導き出せそうにない。